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リノベーションは住みながらでも可能?メリット・デメリット、注意点もご紹介

こんにちは。札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。

 

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

 

今回は、リノベーションを検討されている方から多くご質問をいただく「住みながらのリノベーション」について。

住みながらリノベーションは可能なのかということから、住みながらリノベーションするメリット・デメリット、注意点を詳しく解説します。

 

リノベーション

 

 

リノベーションは住みながらでも可能?

リノベーションを考える際、「引越しの手間とコストを抑えたい」「できれば住みながら工事をしたい」とお考えの方は多いのではないでしょうか。

 

工事の規模や内容によって住みながらのリノベーションが可能なケースと、一時的な引越しが必要なケースに分かれます。

 

工事内容と生活への影響を検討し、ご家族の状況も踏まえて判断しますが、実際の現場では、住みながらの工事は想像以上に困難を伴うことが多いのが現状です。

スロウルとしても、お客様の快適な生活環境を確保する観点から、住みながらの工事はおすすめできないケースが多いです。

 

その点を踏まえ、一般的に「住みながらのリノベーションが可能なケース」「住みながらのリノベーションが難しいケース」についてみてみましょう。

 

住みながらのリノベーションが可能なケース

住みながら工事を進められる可能性があるのは、リノベーションというよりは、部分的な改修(リフォーム)や設備の交換などの比較的小規模な工事の場合です。

 

例えば、次のような工事です。

 

【設備の交換工事】

  • キッチンの交換(間取り変更なし):2日~1週間程度
  • 浴室のユニットバス交換:3~4日程度
  • トイレの便器交換:1~2日程度
  • 洗面台の交換:1~2日程度

 

【内装の部分的な工事】

  • 壁紙の張り替え:1~2日程度(1部屋あたり)
  • フローリングの一部張り替え:2~3日程度
  • 収納の造作:3日~1週間程度
  • 一部屋を二部屋に分けるなどの小規模な間取り変更:2週間~1カ月程度

 

ただし、単純な設備交換などでも、工事期間中は設備が使用できなかったり、工事による騒音・振動の影響で快適に過ごせなかったりと、住みながらの工事が難しいケースも多いです。

 

スロウルの場合、お客様が叶えたい暮らしの実現に真剣に向き合い、一つひとつオーダーメイドで対応しています。

そのため、部分的なキッチンやリビングのリノベーションであっても標準的な工期より長くなることがあり、住みながら工事を進めていくのは難しいというのが実際の印象です。

 

住みながらのリノベーションが難しいケース

大規模な工事になる場合は、一時的な引越しをお願いすることが一般的です。

 

【大規模な工事の例】

  • 大きな間取り変更を伴うリノベーション
  • スケルトンリノベーション
  • 床や壁・内装材を全部屋やり替える工事
  • 水回り設備の移設を伴う工事
  • 構造補強を含む工事

 

これらの工事では、生活スペースの確保が難しくなります。

また、このような大がかりな工事では、騒音やホコリもかなりのものに。

工事の安全性や効率性の観点からも、住みながらの施工は推奨できません。

 

スケルトンリノベーションを行う場合、仮住まいへの引越し期間の目安は3~4カ月程度です。

 

リノベーション期間について、さらに詳しく知りたい方は「リノベーションにかかる期間はどのくらい?流れや注意点も」もご覧ください。

 

 

住みながらのリノベーションのメリット・デメリット

リノベーション作業

 

住みながらのリノベーションには、以下のようなメリット・デメリットがあります。

 

【メリット】

  • 引越しの手間と費用が不要である
  • 工事の進捗状況を日々確認できる
  • 細かな要望をその場で伝えられる
  • 家具や荷物の移動を最小限に抑えられる
  • 工事の過程を見ることで愛着が湧く
  • 仮住まい費用が不要である

 

【デメリット】

  • 工事音や振動、粉塵が生活へ悪影響を及ぼす可能性がある
  • 水道・電気の一時的な使用が制限される
  • 工事期間中のストレスが増加する
  • 工事業者の出入りに負担を感じることがある
  • 工期が若干長くなる可能性がある
  • 生活スペースが制限される

 

住みながらリノベーションを行うことで、引越しの費用や手間がかからないのは大きなメリット。

ただし、本来なら一気に工事できる箇所を小分けにして行う可能性があります。

その場合、予定よりも工期が伸びることになるため、余計に費用がかかってしまうおそれも。

 

住みながらリノベーションをするデメリットは、生活環境が悪くなってしまうこと。

騒音や粉塵の問題もありますし、水回りなどが使えないといったストレスも感じるでしょう。

お子さまやペットがいる場合は、さらに負担を感じる可能性もあります。

 

 

住みながらのリノベーションで注意すること

ここからは、住みながらリノベーションで注意したい点を紹介します。

 

注意点①事前準備を計画的に行う

工事をスムーズに進めるために、以下の準備が重要です。

  • 工事スケジュールの詳細を確認する
  • 工事期間中の生活動線を確保する
  • 家具や荷物の移動計画を作成する
  • 工事中の過ごし方を検討する

 

リノベーションの流れを確認し、荷物の移動をどのように行うのが良いのかなどを決めていきます。

工事をする場所に荷物が置いてあると工事が止まってしまうため、工事の妨げにならないように計画を立てていきましょう。

 

注意点②工事中の対策をする

リノベーションでは、工事業者の頻繁な出入りが発生します。

工事業者とはこまめにコミュニケーションを取ることを心掛け、貴重品の管理を徹底しましょう。

緊急時の連絡体制も事前に確認しておくと安心です。

 

また、工事音や振動、粉塵が生活に悪影響を及ぼすこともあります。

しっかりと工事業者が安全対策を施しますが、むやみに工事エリアに立ち入らない、こまめに換気をするなど、ご自身での対策も大切です。

 

注意点③工事中の過ごし方を確認しておく

工事中は、どのように過ごすのかも重要です。

リノベーション工事を行う箇所やシーン別に、工事中の過ごし方をイメージしておきましょう。

 

水回り工事時の過ごし方

水回りの工事中は、普段の生活で最も不便を感じやすい時期となります。

 

キッチンの工事中は、一時的に簡易キッチンを設置して対応します。

電子レンジや簡易IHコンロを活用し、できるだけ普段に近い食事を取れるよう工夫することもできますが、工事中は全て外食にしてしまうというのも選択肢の一つです。

 

また、使い捨て食器を利用したり、お惣菜やデリバリーを活用したりすることで、食器洗いの手間を減らすことができます。

 

お風呂の工事中は、近隣の銭湯やスーパー銭湯の利用がおすすめです。

トイレの工事中は、可能な限り仮設トイレの設置を検討します。

 

子どもがいる場合の過ごし方

お子さまがいるご家庭では、特に安全面への配慮が重要です。

工事エリアへの立ち入りを禁止し、必要に応じてベビーゲートなどで区切ることをおすすめします。

また、お子さまの昼寝の時間帯は工事を控えめにするなど、生活リズムに合わせた工程調整も検討しましょう。

 

普段使用しているおもちゃや必需品は、事前に使用頻度で仕分けし、必要最小限のものだけを手元に置くようにします。

また、工事音が気になる時間帯は、一時的に公園や図書館など、お子さまと一緒に過ごせる場所に避難するのも良いでしょう。

 

お子さまが小学生以上などの場合は、お子さまのスケジュールも考慮しましょう。

例えば、お子さまが通学している時間に工事を行いたい場合は、夏休みなどの長期休み以外で工事をする必要があります。

 

ペットがいる場合の過ごし方

ペットは工事による音や振動、見慣れない人の出入りにストレスを感じやすいです。

可能な限り工事音の少ない部屋をペット用に確保し、リラックスできる空間を作ってあげましょう。

 

特に猫などは、工事中の隙間から脱走する可能性があるため、出入り口の管理を徹底します。

工事の規模や期間によっては、一時的にペットホテルの利用を検討するのも良いでしょう。

 

また、粉塵対策として、エアコンのフィルター清掃や定期的な換気を行い、ペットの健康管理にも気を配ります。

工事箇所に近い場所に置いている餌場や水飲み場は、清潔な場所への移動を検討しましょう。

 

注意点④季節を考慮した工事計画を立てる

特に札幌のような寒冷地では、季節による制約を考慮する必要があります。

 

冬の工事は寒さ対策が必須。

冬場は「シャワーしか使えず大変だった」「仮設トイレが外にあったので寒かった」といった、寒さにまつわる失敗談が多くなります。

また、工事中は工事業者の出入りが頻繁に発生するため、室内を暖かく維持することも難しくなります。

 

リノベーション業者とも相談しながら、季節を考慮した工事計画を立てましょう。

 

 

住みながらのリノベーションは慎重な判断と十分な準備が必要

住みながらのリノベーションができるかは、工事の規模や内容によって異なります。

 

小規模な設備交換や部分的な内装工事であれば可能なこともありますが、大規模な間取り変更やスケルトンリノベーションでは難しくなります。

小規模な設備交換や部分的な内装工事であっても、設備が使用できなかったり、暮らしの快適性が損なわれるという点では、住みながら工事を進めることはあまりおすすめできません。

札幌などの寒冷地の場合、冬場の工事は寒さ対策も考えておく必要があります。

 

住みながらリノベーションのメリットは、引越しの手間や仮住まい費用が不要な点です。

一方で、工事音や粉塵、生活動線の制限など、日常生活への影響は避けられません。

 

スロウルでは、お客様の理想の住まいを実現するため、ご依頼一つひとつに対してオーダーメイドの提案と施工を行います。

十分な工期確保が必要となるため、多くの場合、仮住まいをご検討いただくことをおすすめしています。

工事内容や季節性、ご家族の状況などを総合的に判断し、最適なプランをご提案させていただきますので、まずはご相談いただければと思います。

 

SLOWL

 

私たちスロウルでは、札幌でリノベーションをご検討中のお客さまの生活スタイルに合わせた無理のない工事プランをご提案いたします。

住みながらのリノベーションについてお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。

 

スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスも公開しています。

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マンションのリノベーションや新築も行なっていますので、お気軽にご相談ください。

 

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平賀 丈士

(株)スロウル 代表取締役

平賀 丈士

憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。

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