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リノベーションで自然素材を取り入れるメリットは?素材の種類や事例も

こんにちは。札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。

 

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

 

今回は「自然素材」を使った暮らしの心地良さについてお話ししましょう。

 

リノベーションでは内装材などを自由に選ぶことができるのも楽しみの一つ。

自然素材のメリットや種類などをご紹介しますので、リノベーションで自然素材を取り入れたいと考えている方は、ぜひご参考になさってください。

 

自然素材

 

 

リノベーションには自然素材を!メリット・デメリットは?

自然素材を使用した家には多くのメリットがあります。

デメリットとあわせて見ていきましょう。

 

自然素材の家のメリット

自然素材の家には次のようなメリットがあります。

  • 調湿効果がある
  • 消臭効果がある
  • 断熱効果がある
  • あたたかな風合いと味わいを楽しめる
  • 健康へに配慮できる

 

漆喰や珪藻土、無垢材など、自然素材の多くは室内の空気を心地良く保つ調湿効果や消臭効果があります。

 

また、自然素材の家は、年月を重ねるほど愛着がわいてくるのも魅力の一つ。

家具を移動させたときや子どもたちがおもちゃで遊んでいるときに付いてしまった、壁や床の傷、太陽の光で年々変わっていく色。

暮らしや経年による変化が単なる「傷や汚れ」ではなく「味」となるのが自然素材の魅力です。

 

何年もかけてゆっくりと成長してきた素材だからこそ、時間による変化が美しさに感じられるのでしょう。

 

また、手や足で直接触れたときのあたたかさも心地良いものです。

無垢フローリングは、肌触りがやさしくあたたかく、北海道などの寒冷地でも人気の建材。

木材はコンクリートに比べて断熱性にも優れています。

そして、自然素材は化学物質が少ないため、シックハウス症候群や化学物質過敏症などのアレルギーリスクを減少させます。

 

リノベーションの際に自然素材の内装材を選べば、体や心へのやさしさも得られる住まいにすることができるのです。

 

自然素材の家のデメリット

多くのメリットがある自然素材の家ですが、次のようなデメリットがあることも覚えておきましょう。

  • コストが高い
  • メンテナンスが必要
  • 汚れや傷が付きやすい

 

自然素材は一般的に価格が高くなる傾向があります。

費用相場は素材の種類や施工方法によって異なりますが、フローリングに無垢材を採用する場合は、1㎡あたり1万〜3万5,000円ほど。

壁を漆喰で塗装する場合は、1㎡あたり4,000〜8,000円ほどが相場です。

 

また、自然素材は定期的なメンテナンスが必要になるため、人によっては手間がかかると感じる場合もあります。

珪藻土は水拭きができないなど、素材によってメンテナンス方法も異なるので、注意が必要です。

 

そして、自然素材は柔らかな材質や吸水性の高さから、汚れや傷が付きやすいという特徴もあります。

しかし、日々の暮らしで付く汚れや傷も味わいとして楽しめるのは、自然素材の家ならではの楽しみです。

 

 

リノベーションでよく使われる自然素材の種類

自然素材の床

 

住宅で使われる自然素材には、明確な定義はありません。

自然素材へのイメージも人それぞれですが、多くの人がイメージするのは、漆喰(しっくい)や無垢材、珪藻土、コルク材などでしょう。

 

詳しくご紹介します。

 

漆喰

漆喰(しっくい)とは消石灰(水酸化カルシウム)を主な原料に、ふのりや粘土などを練り合わせてなめらかな質感を出した塗料。

壁や天井などに使われます。

 

「呼吸する内装材」といわれるように、室内の湿度を心地良く保つ調湿効果や消臭効果があります。

漆喰の魅力は下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

漆喰(しっくい)の壁で叶う、ずっと愛せるリノベーション空間

 

珪藻土

珪藻土とは、藻の一種である珪藻の殻の化石からできた堆積物。

耐火性に優れているため、七輪やコンロなどに使われるほか、最近では漆喰よりも高いといわれる調湿効果を生かして珪藻土製のバスマットなどもつくられています。

 

壁材や天井材としても人気です。

 

無垢材

フローリングや壁、家具などに使われる木材も種類がさまざま。

そのなかで、天然木から1枚の板を切り出したものが無垢材です。

 

無垢材は木材特有の調湿効果をもつほか、床に張った場合は、足当たりがやさしいのが特徴。

床材として無垢材を取り入れれば、冬でもヒヤッとした冷たさが抑えられます。

 

コルク材

コルク樫の皮を原料としてつくられるコルクは、床材としても使用されています。

抗菌性が高いことや、弾力性があって歩きやすいこと、さらりとした感触が特徴です。

 

織物クロス

織物クロスは、綿や麻、レーヨンなどの自然素材でつくられていて、異なる質感や高級感のある見た目を楽しむことができます。

 

丈夫で破れにくいため、メンテナンスも簡単です。

 

日本で古くから愛されている畳も自然素材の一つです。

畳には主に調湿効果や空気清浄効果があるい草を使用していて、リラックス効果をもたらします。

 

なお、畳には天然の和紙をい草のように編んでつくる和紙畳というものもあります。

これは太陽の光に当たっても色あせにくく、カビやダニが発生しにくいという特徴があります。

 

 

ホタテ漆喰や無垢材を使うことが多いスロウルの家

ホタテ漆喰や無垢材を使うことが多いスロウルの家

▲無垢材や漆喰、レンガなど自然素材を多く使ったスロウルの家(撮影/スロウル)

 

自然を感じながら暮らす北海道ライフスタイルを、リノベーションで提案するスロウルでは、内装材として漆喰や無垢材などの自然素材をリクエストされることが多くあります。

そのなかで北海道らしさを感じられるのが「ホタテ漆喰」。

ホタテの産地である北海道では、ホタテの貝殻が大量に廃棄されますが、それを建築資材として再生したのがホタテ漆喰です。

 

一般的な漆喰や珪藻土に比べると、ゴツゴツとした感触が個性です。

凹凸がはっきりしているため、壁面に照明や太陽の光が当たったときにできる陰影も味わい深いものがあります。

 

ぜひ、スロウルのモデルハウスで、実際に目で見て、手で触れることで、自然素材の良さを感じてみてください。

ホタテ漆喰で仕上げた壁

▲ホタテ漆喰で仕上げた壁(撮影/スロウル)

 

スロウルの自然素材の家の施工事例

スロウルが手がけた自然素材の家の事例を2つご紹介します。

 

好きなものを集めた家

好きなものを集めた家

オーナーの木村さんが年月をかけてコレクションしてきたアンティークアイテムの数々を、家の中のいたるところに配置した、まさに「好きな物を集めた家」。

スロウルが得意とする漆喰の壁や無垢のフローリングの質感は、アンティークな素材によく調和し、独特のノスタルジックな家になりました。

 

薪ストーブのある三角屋根の家

薪ストーブのある三角屋根の家

 

無垢のフローリングで本物の木の温もりを感じられる、北海道らしい理想のライフスタイルが実現できる家です。

 

家庭菜園のある庭やバーベキューを楽しめるウッドデッキなど、スローライフというコンセプトをもとに生まれました。

 

 

リノベーションで自然素材を取り入れた家はメリットたくさん!

リノベーションで自然素材を取り入れるメリットは、調湿や消臭、断熱効果が高く、健康にも配慮されていることです。

また、年月が経つごとに味わいが増し、傷や変化を味として楽しめるという特徴も。

 

代表的な自然素材には、漆喰、珪藻土、無垢材、コルク、畳などがあり、化学物質が少なく、アレルギーリスクの軽減も期待できます。

ただし、コストが高く、メンテナンスが必要で、汚れや傷が付きやすい点はデメリットに感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。

 

スロウルでは、ホタテ漆喰など地域に根ざした素材を多く用いており、独特の風合いを楽しめます。

 

SLOWL

 

スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。

ご予約は見学予約フォームからお願いします。

 

マンションのリノベーションや新築も行なっていますので、お気軽にご相談ください。

 

「スロウルの家」 リノベーションモデルハウス
〈住 所〉札幌市清田区北野5条3丁目12-14
〈MAP〉Google MAP で地図を確認する

 

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平賀 丈士

(株)スロウル 代表取締役

平賀 丈士

憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。

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