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中古住宅の頭金はいくら?リノベーション用の住宅は頭金0で購入可能?
こんにちは。札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。
中古住宅を買って好みのデザインや間取りにしたり、もとの家の風合いを活かした空間にしたりと、中古+リノベーションは新築住宅や注文住宅では得られない楽しさがあります。
まずは中古住宅を購入する必要がありますが、いくらくらいで中古住宅を購入し、住宅ローンを組む際にはいくらくらいの頭金を用意するものなのでしょうか?
また、頭金がなくても購入は可能なのでしょうか。
そこで今回は、中古住宅の頭金の相場や頭金なしで購入できるのかについて解説します。
頭金なしで中古住宅を買うデメリットや注意点も確認して、検討してくださいね。
中古住宅の頭金とは?頭金の相場や住宅購入額をチェック
そもそも頭金とは、住宅ローンを組む際に支払う、ある程度まとまった金額のお金のことです。
頭金を用意するほど借入額が減るため、住宅ローンの返済負担を軽くすることができます。
例えば、3,000万円の物件に対して頭金500万円を支払うと、住宅ローンの借入額は2,500万円となります。
3,000万円借りるよりも住宅ローンの借入額や支払う利息が少なくなるので、返済の負担が減るというわけです。
「令和4年度 住宅市場動向調査」から、頭金を含め、どのくらいの自己資金を用意しているか見てみましょう。
平均住宅購入資金や平均自己資金額、平均借入金額は以下の通りです(注文住宅の調査地域は全国、その他住宅は三大都市圏での調査 )。
※土地購入も含む
上記の「平均自己資金額」には、諸費用も含まれます。
中古住宅の購入にかかる諸費用は6~8%程度とされており、上記の平均自己資金額から諸費用分を引いた金額が大まかな頭金の平均額と考えることができるでしょう。
また、上記のデータには全額自己資金で住宅を購入された方の数値も含まれます。
ローンを組んだ方に限定すると自己資金比率は低くなり、実際には住宅価格の20%前後(3,000万円の住宅なら600万円前後)になることが多いといわれています。
自己資本比率を比べると、新築の注文住宅や分譲マンションより中古住宅の方が高めになります。
中古住宅の購入価格は住宅の条件や地域によっても異なるため、これらはあくまでも目安として考えましょう。
なお、中古住宅を購入し、スロウルでリノベーションをした方の場合、購入する住宅価格は1,500万円〜2,000万円。
頭金を用意されている場合は100万〜300万円ですが、費用の100%を借りるフルローンを組むことが多いです。
中古住宅は頭金なしでも購入できる?
金融機関やローンを借りる人の返済能力などによっては、頭金なしで物件を購入できるフルローンを利用できるため、頭金がなくても中古住宅を買うことは可能です。
フルローンを使えばまとまった自己資金が貯まっていなくても、気に入った中古住宅に出会ったときに購入することができます。
中古住宅を頭金なしで買うデメリットや注意点
頭金なし・フルローンで住宅を購入するのはメリットもありますが、デメリットや注意すべき点もあります。
中古住宅を頭金なしで買うデメリットや注意点を把握した上で、フルローンを利用するか検討してみてくださいね。
返済の負担が大きくなる
住宅ローンの頭金を用意しない分、借入額が増えるため利息の総額も大きくなります。
そのため、毎月の返済額が増えたり返済期間が長くなったりと、返済の負担が増えてしまいます。
頭金を支払う以外で返済総額を減らして負担を小さくするには、住宅ローン控除などの制度を活用する方法があります。
金利が高くなる可能性も
住宅ローン商品によっては、頭金が少ない場合に金利が高くなることもあります。
例えば、物件価格の1割以上の頭金があれば金利が低くなるなどの優遇を受けられる商品もあるため、住宅ローンの条件をよく確認して検討してみましょう。
住宅価格が値下がりした際のリスクが大きい
もし住宅ローンの返済中に住み替えなどのために家を売却する場合は、住宅ローンを一括返済する必要があります。
このとき物件の価値が下がっていたら、ローン残額以下でしか売却できず、売却代金でローンの残債を返済しきれない可能性があります。
特に中古住宅は購入したときにはすでに築年数を経て価値が下がっているため、中古住宅を購入して数年後に売却する場合には大幅に価値が減少していることも。
希望通りの売却ができない可能性があることも覚えておきましょう。
ローン審査が厳しい
頭金なしで住宅ローンを申し込む場合、一般的には審査が厳しくなるといわれています。
借入額が大きくなることが理由の一つで、きちんと継続した安定収入があるか、収入に対しての返済額が適正範囲内か…など、厳しく審査されます。
中古住宅のメリットは?リフォームで快適な空間に
「令和4年度 住宅市場動向調査」によると、中古一戸建てを購入した人が「中古」を選んだ理由として最も多く選んだのが「一戸建てだから」(62.4%)。
2位に「価格が適切だったから」(57.9%)、3位に「住宅の立地環境が良かったから」(46.9%)がランクインしています。
中古マンションの場合は、1位が「価格が適切だったから」(63.1%)、2位が「住宅の立地環境が良かったから」(52.2%)、3位が「マンションだから」(37.2%)となっています。
一戸建てでも、マンションでも、半数以上が価格面でのメリットを中古住宅購入の大きな理由として挙げていることがわかります。
新築よりも手頃な価格で購入でき、短期間で住宅ローンを完済しやすいことも、中古住宅購入のメリットといえるでしょう。
なお、中古住宅を購入したあとに、自分好みにリノベーションをする方も非常に多いです。
自分や家族の好きなデザインや間取りにでき、もとの家の風合いを活かした空間にすることも可能です。
中古+リノベーションは新築住宅や注文住宅では得られない楽しさがありますよ。
リノベーションについてはこちらもあわせてご覧ください。
リノベーションとリフォームの違いは?メリット・デメリットも解説
中古住宅購入の際は頭金について知っておこう!無理のない住宅購入を
頭金とは、住宅ローンを組む際に支払うまとまった金額のお金のことで、用意する頭金が多いほど借入額が減るため、住宅ローンの返済総額を減らすことができます。
中古住宅は頭金なしでも購入できますが、返済の負担が増える、金利が高くなることがある、住宅価格が値下がりした場合のリスクがあるなど、注意点も把握しておきましょう。
中古住宅のメリットは、ずばり購入価格が手頃で短期間で住宅ローンを完済できること。
中古住宅を買ってリノベーションすれば、好みのデザインや間取りにできるだけでなく、もとの家の風合いを活かした空間にすることも可能です。
「中古+リノベーション」は新築住宅や注文住宅では得られない楽しさがありますよ。
スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。
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(株)スロウル 代表取締役
平賀 丈士
憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。
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