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リノベーションの流れをチェック!気をつけたいポイントも
こんにちは。
札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。
中古住宅を購入してリノベーションを希望される方には、「どのような流れで進めるのだろう」とリノベーションの手順が気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、リノベーションの流れを段階に分けて徹底解説します!
リノベーションで気を付けたいポイントもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
リノベーションの流れを知ろう!必要な期間は?
リノベーションは一般的に、次のステップで進んでいきます。
- 物件選び
- 物件購入
- プランニング(設計)
- 施工費用の見積もり
- 工事請負契約の締結
- リノベーション工事
- 物件の引き渡し
物件を探して購入するまでの期間は、2〜3カ月ほどが目安。
プランニングには4カ月ほどかかる場合もありますが、期間は2〜3カ月が目安です。
工事期間は3〜4カ月ほど要します。
ちなみに、物件購入までの手順とプランニングは並行して行えます。
中古物件を買ってから施工会社に相談しても良いですが、物件探しの段階で相談をして、アドバイスを受けるのもおすすめです。
物件探しを含めた全期間の目安は、半年〜1年以内ですが、場合によっては1年以上となる可能性もあるので、余裕のあるスケジュール設定をしておくと安心です。
では続いて、ステップごとにリノベーションの進め方を確認していきましょう。
物件選び
まずはリノベーションをする中古物件(マンションや一戸建て住宅)選びです。
以下の計算に当てはめて、購入費用を概算しましょう。
【中古物件の購入費用=新居にかけられる予算-リノベーションの予算】
購入に充てられる金額がわかれば、不動産検索サイトを利用して希望の物件を検索できます。
物件が見つかったら、信頼できる不動産仲介会社を選び、内覧の手続きに進みましょう。
施工会社が内覧に同行してくれる場合も
内覧の際、その物件がリノベーションに適当かどうか判断するのは、知識がないと難しいことも。
施工会社(リノベーション業者など)の中には、内覧に同行して、物件のチェック(目視確認など)をしてくれる業者もあります。
気に入った施工会社が見つかったら、同行してもらうことは可能かどうかも確認すると良いでしょう。
物件購入
内覧して気に入った物件があれば、売主に購入の意思を示す「不動産買付証明書(申込書)」を提出します。
現金一括で購入する場合は、売主と売買契約を結び、売買代金の一部(手付金)を支払います。
残りの代金は後日、引渡しと同日に決済が行われるのが一般的です。
住宅ローンを組む場合
購入費用に住宅ローンの融資を受ける場合は、まず借入が可能かどうか「事前審査(仮審査)」を受けます。
売買契約を結んだあとに、金融機関に正式な住宅ローン契約を申し込み、「本審査」に通れば、物件を購入する流れとなります。
プランニング(設計)
プランニングとは、依頼者の考え方を汲み取って、リノベーション内容(設計)に落とし込むことです。
ヒアリングや現地調査を通して進められます。
スロウルでは、お客様と一緒に物件を内覧して、無料物件診断(インスペクション)を実施しています。
小屋裏(屋根裏)や床下を覗いて、目視できる範囲での物件の傷み具合をご報告するほか、ご希望の間取りやデザインなどのイメージから、リノベーションにいくらくらいかかりそうかおおよその目安をお伝えすることも可能です。
主要構造を残しつつスケルトン状態に内部を解体し、間取りを一から作り直すのがスロウルのフルリノベーションです。
ご予算に応じて水回りの位置変更も可能で、元の間取りは全く分からなくなるくらい大きく変わります。
どんな暮らしを希望するかによって、キッチンや浴室など部屋の位置が変わりますし、どのような生活空間を求めるかで床や壁など内装のデザインが違ってきます。
ヒアリングでは希望や家族構成などの情報を施工会社のスタッフに質問されるので、できるだけ多くの情報を伝えましょう。
プラン提案のヒントになるため、ヒアリングの段階では、予算のことは気にせずに「理想の間取り」を伝えて大丈夫です。
すべての希望条件が整うことは難しいですが、何を優先するかを決めていき、打ち合わせを何度も行い、最終的なプランへと磨き上げていきます。
施工費用の見積もり
プランが固まってくると、施工内容や費用、スケジュールが決まってきます。
おおよそのプランがわかってきた段階で概算の費用見積もりが出せるので、リフォームローンを組む場合は、資金を借りられるか、金融機関の審査を進めておくとスムーズです。
融資可能なら、ローンの本申し込みを行いましょう。
工事請負契約の締結
実際に工事を始めるに当たり、施工会社と「工事請負契約」を結びます。
一般的には、契約の際に着手金として施工費用の半分または一部を支払い、残りは数回に分けたり、引き渡し後に支払うケースが多いです。
中古マンションのリノベーションを行う場合は、管理組合に工事許可申請を行う必要があることも知っておきましょう(基本的には施工会社が行います)。
工事の際には人の出入りが増えるので、近隣住民へ挨拶に行き、工事について説明しておくと、トラブルを未然に防ぐことにつながります。
リノベーション工事
工事請負契約を結び、マンションの場合は工事許可が下りれば、リノベーション工事が開始されます。
物件の引き渡し
工事が完了すれば、施工会社と施主が立ち会って検査(施主検査)し、問題があれば是正工事を行います。
問題がなければ、物件の引き渡しです。
引き渡しのあと、残りの施工費用(設計費用や工事費用)や、追加工事があればその費用を支払います。
以上がリノベーションを行う流れになりますが、物件探しからの手順については、こちらの動画でもわかりやすく説明していますので、ぜひあわせてご覧ください!
リノベーションで気をつけたいポイント
リノベーションを行う際には、いくつか気を付けたいポイントがあります。
まず物件選びでは、自分の希望条件に合っているかをしっかり確認し、そのほか新耐震基準の物件であるか、希望の施工が可能な物件かなどをチェックしましょう。
また、築年数の古い物件が候補の場合は、購入前にホームインスペクション(第三者による住宅診断)を受け、建物の耐震性能や劣化状況も確認すると安心です。
すでに行っている場合もあるので、不動産会社に聞いてみましょう。
自己資金が不安な方は「住宅ローンが利用できる物件かどうか」も確認のポイントです。
中古住宅の場合、物件の築年数に制限を設けている金融機関があるので、物件購入前に確認しましょう。
返済期間が10年以上の住宅ローンであるなど条件を満たせば、年末のローン残高の0.7%相当額が所得税・住民税から一定期間控除される制度「住宅ローン控除」を受けられます。
利用できない物件を選ぶと、融資が受けられないだけでなく、節税面でも優遇される機会を失うことになります。
住宅ローン控除については、「中古住宅を買ったら住宅ローン控除は受けられる?」にて解説していますので、ぜひあわせて参考にしてくださいね。
続いて、施工会社と工事請負契約を結ぶ際は、契約の内容を書面にて確認しましょう。
新居完成後、住んでみて初めて気付く不具合もあるかもしれません。
リノベーションの内容や工事の期間、施工費用の支払い、アフターフォローの内容は重点的に認識に違いがないかチェックしましょう。
最後に、どのステップにおいても共通して言えることですが、気になる点があれば、早めに施工会社に問い合わせすると、トラブル回避につながります。
リノベーションの流れを知って余裕ある施工計画を
リノベーションは一般的に「物件選び」「物件購入」「プランニング(設計)」「施工費用の見積もり」「工事請負契約の締結」「リノベーション工事」「物件の引き渡し」の順で進んでいきます。
すべての手順の完了にかかる期間の目安は、半年〜1年程度ですが、場合によっては1年以上になるケースもあるため、余裕を持ったスケジュール立てが大切です。
物件を選ぶ際は、新耐震基準の物件であるか、希望の施工が可能な物件か、住宅ローンが利用できる物件かどうかなど、希望条件に合っているか確認しましょう。
工事請負契約の締結時には、書面にて契約内容に認識の違いがないかもチェックしてくださいね。
気になる点は、早めに問い合わせを行うとトラブル回避につながります。
札幌でリノベーションを行っているスロウルでは、写真ではなく実際に体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。
見学予約フォームからご予約していただけます。
一戸建てのリノベーションだけでなく、マンションのリノベーションや新築も行っていますので、お気軽にご相談ください。
(株)スロウル 代表取締役
平賀 丈士
憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。
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