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新築もリノベーションも、断熱性能のアップに前向きな札幌の住宅

前回は、「札幌版次世代住宅基準」についてご紹介しました。

リノベーションでこの基準に相当する住宅にすることで夏は涼しく、冬はあたたかい快適な暮らしが実現できます。今回は、札幌市内では、どれくらいの戸建て住宅が札幌版次世代住宅基準をクリアしているかなど、札幌市のアンケート調査結果から見てみます。

 

 

◎目次

・札幌の住宅は国の基準を上回るレベルを目指している?

・断熱性能の高い新築住宅の割合がアップ

・リフォームやリノベーションで断熱改修事業に前向きな事業者は7割近く

札幌の住宅は国の基準を上回るレベルを目指している?

まずはおさらいから。「札幌版次世代住宅基準」って何でしょう?

住宅の質をあらわす基準にはさまざまなものがあります。札幌版次世代住宅基準もそのひとつ。外の寒さや暑さに室内が影響を受けにくい断熱性能の高さや、室内の快適な温度の空気を外へ逃さない気密性の高さ、エネルギー消費量を抑える省エネ性といった3つの指標から、住宅の性能に等級付けがされます。下のように新築住宅では5段階、リフォームやリノベーションをした改修住宅では3段階の等級があります。新築住宅も改修住宅も、どちらも左のほうが性能が高い等級です。

 

<新築住宅の等級>

トップランナー>ハイレベル>スタンダードレベル>ベーシックレベル>ミニマムレベル

<改修住宅の等級>

ハイレベル>スタンダードレベル>ベーシックレベル

 

新築住宅の場合、国が定めた省エネ基準は、札幌版次世代住宅基準では一番低い等級の「ミニマムレベル」に相当します。つまり、札幌版次世代住宅基準で推進しているのは国の基準を上回るレベルということになります。

 

 

 

 

 

断熱性能の高い新築住宅の割合がアップ

では、札幌で建てられる新築住宅のうち、札幌版次世代住宅基準をクリアするような性能を持つ家はどれくらいの割合であるのでしょうか。札幌市が2020年度に調査を行った「札幌版次世代住宅のアンケート」の結果を見てみましょう。2020年度に札幌市に戸建て住宅の確認申請を5棟以上行った建築会社、または札幌版次世代住宅性能評価を申請した建築会社144社を対象に調査を行ったところ、札幌版次世代住宅基準のベーシックレベル相当以上の断熱性能をもつ家は「59.7%」、ベーシックレベルよりも性能が高いスタンダードレベル相当以上は「39.1%」。およそ3件に2件はベーシックレベル以上、3件に1件はスタンダードレベル以上の断熱性能ということになります。2019年度の調査では、ベーシックレベル相当以上は47.3%、スタンダードレベル相当以上は29.4%でしたから、断熱性能の高い家の割合は増えていることがわかります。「高断熱・高気密住宅が標準仕様となっている」と回答した建築会社も63%を占めています。

 

また、2020年度の調査では、45%の建築会社が、「建主・買主が高断熱住宅(ベーシックレベル相当以上)を希望する割合」が6割〜10割だったと回答しています。

 

札幌市内のすべての新築住宅を対象にした調査ではありませんが、家を建てる人も断熱性など住宅の品質を重視していることが感じられます。

 

 

 

リフォームやリノベーションで断熱改修事業に前向きな事業者は7割近く

リフォームやリノベーションで既存住宅(中古住宅)の断熱性をアップさせる事業に取り組んでいる事業者(建築会社やリフォーム/リノベーション会社など)はどれくらいあるのでしょうか。札幌市の調査では、「既に取り組んでいる」と回答した事業者が37%、「検討中」と答えた事業者が31%です。つまり、約7割近い事業者が断熱改修事業に前向きということ。中古を買ってリフォームやリノベーションをする場合、断熱性などの住宅性能アップについても相談してみるといいでしょう。

 

積雪と寒さが厳しい北海道で中古戸建てを購入するなら、リノベーションで断熱性を高めることが大切(撮影/スロウル)

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田方 みき

住宅系ライター

田方 みき

広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)