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ZEHとはどんな家?注意ポイントを知っておこう
ZEH(ゼッチ)は、使うエネルギーよりも創るエネルギーのほうが大きな住宅。光熱費が削減できるだけでなく、家の外の暑さや寒さに影響されない快適な暮らしを送ることができます。
今回は、ZEHのメリットやデメリット、ZEHの認定を受ける際の注意点などについて解説します。
◎目次
・まずはおさらい。ZEHとはどんな家?
・ZEHにはメリットだけでなく、デメリットもある?
・国の補助金事業は2022年度も継続
・認定を受ける際の注意ポイントは?
まずはおさらい。ZEHとはどんな家?
前回の記事
「ZEHとはどんな家?北海道のリノベーションでも実現可能?」でも詳しくお伝えしましたが、ZEHとはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略。断熱性能や省エネ性能が高く、太陽光発電システムなどでエネルギーをつくることで、「使うエネルギー≦創るエネルギー」になる住宅のことを指します。細かな要件を満たす必要がありますが、ZEHとして認定されると補助金の対象に。リノベーションやリフォームでもZEHの認定を受けられる家にすることができます。
ZEHにはメリットだけでなく、デメリットもある?
ZEHには、断熱性能が高いことで光熱費の削減につながります。外の気温に左右されないので、リビングはあたたかいのに玄関やトイレ、脱衣室がヒヤっとするほど寒い、などの温度ムラができにくく、ヒートショックのリスクも小さくなります。お財布と体にやさしいのがZEHのメリットです。
ただし、建設費用が高い点はデメリット。ZEHにすることで、一般的な住宅よりも200万〜300万円程度のコストアップが見込まれます。もちろん、補助金が利用できる、光熱費が安くすむなど、長い目で見ればコストは回収できるかもしれません。しかし、初期費用が高いということは、住宅ローンの借り入れが増え、毎月の返済額が多くなる可能性があるということ。
家を建てるとき、リノベーションをするときに、ZEH住宅にするかどうかは、メリットとデメリットの両方を考えて決めることが必要でしょう。
国の補助金事業は2022年度も継続
今、日本では環境省、経済産業省、国土交通省が連携してZEHの普及に力を入れています。「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建住宅の半数以上で、2030年までに新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」というのが政府の目標で、実現を後押しするための補助金事業を展開しています。
補助金事業は2025年度まで継続される予定で、2022年度の補助金額は下記を予定しています。
ZEH支援事業(ZEH) 補助額55万円+蓄電で最大20万円
ZEH支援事業(ZEH+)補助額100万円
先進的再エネ熱等導入支援事業 補助額90万円
認定を受ける際の注意ポイントは?
ZEHの認定を受けて補助金を申請するなら、注意したいのはスケジュールです。
補助金を受けるには補助金事業の公募期限内に申請をし、工事代金の支払いを終えて実績報告書を提出する必要があります。その年度の補助金事業の情報は4月に行われますから、情報公開後は早めに施工会社を探し、補助金の審査や工事、支払い等をダンドリよく進めることがポイントです。
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住宅系ライター
田方 みき
広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)
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