コストも下げられる？リノベーションでの造作キッチン

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

今回のテーマは 「キッチンとコスト」。

リノベーションでのキッチンの選び方について考えていきます。

新築マンションや新築建売戸建を購入すると、キッチンにはピカピカのシステムキッチンがセットされています。購入物件や契約時期によっては、キッチンの高さやドアや引き出しの表側部分（面材）の色や質感、ビルトインキッチンを付けるかどうかなどを選ぶことができます。注文住宅やリノベーションでシステムキッチンを選択した場合は、アイランド型やL字型などさまざまな形状やサイズ、デザインなど、さらに選択肢が多くなります。

各メーカーがさまざまな研究を重ね、実際に使った人たちの声を反映しながら進化させたのが最近のシステムキッチンですから、使いやすさやメンテナンスのしやすさに、たくさんのメリットがあります。例えば、汚れや傷がつきにくい天板を採用していたり、収納部分は、収納量が多いだけでなく、お鍋などの調理器具を使うときに便利な場所にしまえるなど工夫もさまざま。背面の収納棚とデザインが統一されているなど見栄えもよくなっています。

ただし、システムキッチンは規格が決まっていていますから、背の高さや間取りに合うような調理台の高さや幅の微妙なサイズ調整が難しい、食洗機やビルトインオーブンの機種が限定される場合があるなどのデメリットもあります。

システムキッチンのコストは、どれだけ希望を取り入れるかによって大きく違ってきます。標準的なサイズ（横幅2550mm）でコンロ、調理スペース、シンクが一直線に並んだI型のシステムキッチンは、メーカーによって異なりますが標準グレードで75万円〜、高級グレードのもので100万円〜が目安です。これにビルトイン浄水器やビルトイン食洗機、ビルトインオーブンなどを追加し、食器棚も同じシリーズのもので揃えると、キッチン設備にかかる費用はあっという間にコストが上がっていきます。つまり、システムキッチンの場合、基本セットに希望をプラスしていくことで価格が上がるため、予算と希望のバランスをとることが必要になるのです。

機能的な収納がついて使いやすいシステムキッチン（撮影／スロウル）

造作キッチン（オリジナルキッチン）とは、大工さんや家具職人さん、ステンレス加工の職人さんなどが、施主のオーダーに合わせてキッチンの形をつくってくれるもの。デザインの自由度が高いため、サイズや素材、形などを自分の希望に合わせて実現できます。

例えば、「深い鍋や大きな中華鍋を使うことが多いので、シンクを大きく深くしたい」「夫婦で料理をすることが多いので調理スペースを広くとりたい」「シンクの下は扉のないオープンな仕様にしてゴミ箱を収納したい」「将来、ビルトインオーブンを付けられるよう、コンロの下はオープンにしておきたい」など、さまざまな要望が実現できます。

コストについても、シンプルな箱型で収納は引き出しではないオープンな棚にするなどの工夫で抑えることが可能です。

天板部分が木製の造作キッチン（撮影／スロウル）

天板部分がステンレスの造作キッチン。棚板は位置を変えられる（撮影／スロウル）

造作キッチンの大きなポイントのひとつは、そのデザイン性です。家の雰囲気や、使われている内装材の色や質感に合わせて、空間に似合うキッチンを手に入れることができます。

特に、中古を買ってリノベーションをする方は、空間のデザインにこだわりがあるはず。床材や建具に合わせて天板を選んだり、天板や周囲の壁などにエイジングを施してアンティークな雰囲気を出したりするのも楽しいでしょう。

せっかくリノベーションするなら、キッチンも理想のデザインにするのがおすすめです。

コンロ前の壁のレンガは、ランダムに角を欠けさせることで味わいを出している（撮影／スロウル）

落ち着いた色調の室内で、ステンレスの天板はシャープな印象に（撮影／スロウル）

（撮影／スロウル）

スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。ご予約は見学予約フォームからお願いします。

マンションのリノベーションや新築も行なっていますので、お気軽にご相談ください。
「スロウルの家」 リノベーションモデルハウス
〈住 所〉札幌市清田区北野5条3丁目12-14
〈MAP〉Google MAP で地図を確認する

→スロウルのLINE@ご登録はこちらから