SLOWL PRESS


Slowl Press

2階リビングにはどんなメリットがある?ウッドデッキをつくる場合の注意点は?

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

 

今回のテーマは「2階リビングとウッドデッキ」。

 

2階のリビングからつながるウッドデッキがあれば暮らしの楽しみが広がります。

でも、いくつか注意点も。

◎目次

・2階リビングのメリット。ウッドデッキがあればなお楽しい

・バルコニーや、2階のウッドデッキは容積率に関係するの?

2階リビングのメリット。ウッドデッキがあればなお楽しい

2階リビングには、さまざまなメリットがあります。日差しが入る時間が1階部分よりも長く、日当たりの良さを堪能できます。また、道路からの視線が気にならないのもメリットです。1階に子供部屋や寝室など個室を配置することで、壁や柱が多くなるため、耐震性のアップも期待できます。

 

また、敷地内にカーポートや駐車場を設けると、庭をつくるスペースがとれない場合があります。2階リビングなら、カーポートの上の空間や、駐車場の屋根を利用してバルコニーやウッドデッキをつくることで、第2のリビングや庭として楽しめる空間になります。近隣の住宅との距離や風向きに問題がなければ、バーベキューを楽しむことだって可能でしょう。

 

「マイホームを手に入れたら庭でバーベキューをするのが夢」という人は多いのですが、実際はご近所や通行人の目が気になって落ち着かず、せっかく揃えたバーベキューセットを使ったのは最初の夏だけという話をよく聞きます。その点、2階に広めのバルコニーやウッドデッキがあれば、プライバシーも確保しながらの時間が楽しめます。

 

もちろん、1階リビングも庭を眺められる、玄関から階段を昇らずにキッチンに行けるので買い物の後がラク、などメリットはいろいろ。

 

どちらがわが家に合っているかは、ライフスタイルによって違ってきます。

 

2階リビングからつながる庭のように使えるウッドデッキ(撮影/スロウル)

 

 

バルコニーや、2階のウッドデッキは容積率に関係するの?

容積率というのは、敷地の面積に対する建物の延床面積(全フロアの床面積合計)の割合のこと。敷地ごとに都市計画で容積率が決められているため、例えば、100㎡で容積率が110%の敷地に2階建ての家を建てるなら、1階と2階は合計110㎡にしなくてはなりません。

 

では、2階に新たにバルコニーを設けたり、1階部分の屋根にウッドデッキを敷いて2階リビングから使えるようにしたりするのは、この容積率に関係するのでしょうか? もしも、バルコニーやウッドデッキを容積率を出すときの面積に含めなければならないなら、すでに容積率ギリギリの家の場合、新たな設置は難しくなります。

 

  • 2階のバルコニーは延床面積に含まれる?

まず、バルコニーの場合。

バルコニーの上に屋根がなく、外に開放されている空間の場合は、延床面積に算入されないのが原則です。ただし、外壁から2mを超える幅のバルコニーは、全体の幅から2mを差し引いた残りの部分が床面積に算入されます。

 

また、バルコニーの上に屋根があるインナーバルコニーの面積は延床面積に算入されます。格子で囲われているバルコニーの場合は「屋内」とみなされる場合がありますが、自治体によって扱いが違うケースがあります。

 

  • 1階の屋根をウッドデッキにした場合は?

2階よりも1階の床面積が大きな家で、1階の屋根部分をウッドデッキ、ルーフバルコニーとして使う場合は、容積率を算出する際には影響しないのが一般的です。

 

このように、床面積に算入するか、不算入なのかは設計によって違ってきます。リノベーションの際に、2階リビングにバルコニーやウッドデッキを設けたい場合は、実現可能かを設計担当者に確認しておきましょう。

 

もともとあったカーポートの屋根をウッドデッキにした施工例(撮影/スロウル)

札幌の戸建てリノベーションモデルハウスは随時見学受付中です!

スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。ご予約は見学予約フォームからお願いします。

マンションのリノベーションや新築も行なっていますので、お気軽にご相談ください。
「スロウルの家」 リノベーションモデルハウス
〈住 所〉札幌市清田区北野5条3丁目12-14
〈MAP〉Google MAP で地図を確認する

 

スロウルのLINE@ご登録はこちらから

 

友だち追加

田方 みき

住宅系ライター

田方 みき

広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)

モデルハウス見学