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リノベーションで家が若返る?新しめの中古よりも性能がアップ

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

 

今回のテーマは「リノベーションで若返る」。

 

築30年の家のほうが、築10年の家よりも便利で快適になることがあるんです。

◎目次

・ここ十数年で、家の性能や設備の機能は飛躍的にアップ

・築10年の中古にそのまま住むより、築30年の中古をリノベーション

ここ十数年で、家の性能や設備の機能は飛躍的にアップ

家は人間と同じように年をとっていきます。

完成したときにはすべてが新しく、設備機器もその時代の最新のもの。

 

でも、月日がたつにつれて、屋根や外壁は傷み、設備機器も故障をしたりなど、家のあちこちに不具合が出てきます。

 

ですから、家を建てたら、そのまま放っておくのではなく、日々のお手入れをすることで快適性をキープすることが大切。

 

ところが、住宅の高気密・高断熱化による省エネ性能や、住宅設備の使い勝手は、この10数年で飛躍的に進化しました。

最近の新築住宅は、10〜20年前に建てられた家よりも省エネ面も便利さも格段に良くなっています。
例えば、日本の窓は長い間、断熱性能の低い「アルミサッシ+単板ガラス」が主流でした。

複層ガラスは昭和半ばには登場していたのですが、なかなか普及していませんでした。

それが、「樹脂サッシ+複層ガラス」に置き換えられる流れになったのは、

2011年の東日本大震災による電力不足による省エネへの意識の高まりがきっかけです。

 

また、浴室やキッチン、トイレなどのお手入れがラクなように、

各設備メーカーが掃除のしやすい形状や素材の導入に力を入れ始めたのもここ10数年のこと。

浴室の排水口のぬめりを防止し、毛髪をまとめてポイと捨てられるLIXILの「くるりんポイ排水口」は2007年の登場です。

 

つまり、完成から10数年、20数年経過している家は、ここ10数年の最新の機能や設備は揃っていないことが多く、

定期的なメンテナンスをきちんとしていても、快適性や利便性は今の新築住宅には叶わないのです。

 

築10年の中古にそのまま住むより、築30年の中古をリノベーション

中古住宅を購入するとき、築5年、築10年といった比較的新しい物件のほうが、

立地や規模などが同程度の築20年、築30年の物件よりも価格は高くなります。

 

でも、前の住人がきちんとメンテナンスをして暮らしていた家なら、大がかりなリフォームは不要で、水回り設備もそのまま使用できるケースが多いでしょう。

そのままの状態で入居できれば手間もコストもかからずラクです。

 

しかし、暮らし始めてみると、窓周辺がなんとなく寒い、

キッチンや浴室は悪くはないけれどデザインが少し古い、お手入れに手間がかかる、

といった不満が出てくることも。
家の機能やデザインにこだわりがある人にとっては、大満足の家、というわけにはいかないかもしれません。

 

一方、中古住宅にそのまま入居ではなく、リノベーションをすることで、住宅は新築同様の快適性にアップさせられます。

築30年の年をとった家のほうが、まだ若いはずの築10年の家よりも性能も機能も上という、若返りが可能なのです。

 

少しでも新しい家のほうが性能がいいだろうと、築浅の物件に限定しなくても、

「古い住宅ならリノベーションで新築同様の性能に」と考えて家探しをしたほうが、

住まいの選択肢は多くなります。

 

(撮影/スロウル)

 

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田方 みき

住宅系ライター

田方 みき

広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)