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リノベーション VS 建て替え。自分にはどちらが向いている?

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

 

今回のテーマは「リノベーション VS 建て替え」。

 

自分が住みたいエリアで売り出されている中古住宅に出会ったとき、

 

今住んでいる家が老朽化して暮らしにくいとき、

 

古い家は解体して新たに注文住宅を建てるのがいいのか、

 

建っている家を生かしたリノベーションをするのがいいのか、

 

迷うところです。

 

どちらが自分に向いているかをプランの自由度や暮らしの快適性などから考えてみましょう。

 

 

◎目次

・リノベーションと建て替え、好きなプランにできるのはどっち?

・札幌の寒い冬でも快適な断熱性能にできるのはどっち?

・気になるコスト、抑えやすいのはどっち?

リノベーションと建て替え、好きなプランにできるのはどっち?

新しい住空間を手に入れるなら、好みやライフスタイルに合った間取りにしたいもの。

 

古い家を解体して、ゼロからプランを考える「建て替え」も、間仕切り壁を取り外してスケルトンの状態からプランニングするリノベーションも、間取りの自由度はかなり高いといえます。

 

ただし、どちらにも知っておきたい制約があります。

 

●リノベーションは、工法によっては間取りに制約が出る

元の住宅が、床や壁などの「面」で建物を支える2×4(ツーバイフォー)工法の場合、

 

外せない壁や、大きな窓を開けられない壁があります。

 

マンションの場合も同様で、柱と梁で支えるラーメン構造のマンションなら、

 

壁部分を外してしまえるため間取り変更の自由度は高いのですが、

 

壁で建物を支えている壁式構造のマンションは、構造壁の配置を変更することはできません。

 

多くの場合、注文住宅と同じように自由に間取りを考えられるリノベーションですが、住宅の工法や構造によっては制約が出ます。

 

 

●建て替えは、土地によって制約が出る

土地の建蔽率(けんぺいりつ=敷地面積(建物を建てる土地の面積)に対する建築面積(建物を真上から見たときの面積=主に土地に接する1階部分)の割合)は、家が建ったときから変更になる場合があります。

 

例えば、敷地面積200㎡で建蔽率50%なら建築面積100㎡(1階部分)の家が建てられますが、その後、建蔽率が40%に変わっていると、建て替えの場合は建築面積80㎡が上限になります。
つまり、以前より狭い家を建てなければならないという制約が出ることがあるのです。※容積率(敷地面積に対する全ての階の総床面積の割合)も合わせて確認しましょう。

 

リノベーションやリフォームの場合は、建蔽率が変更になっていても、広さを変更せずにすみます。

 

●完成した家の佇まいが異なる

新品の内装材や建具を使用した建て替えの家は、ピカピカでフレッシュな空間になります。

 

これから、家族の歴史を刻みながら、家の経年変化を感じる楽しみがあるでしょう。

 

スロウルのリノベーションした家は、古い家の履歴が感じられる空間作りを大切にしています。

 

新築にはなかなか出せない味わいを楽しむことができます。

 

                            (撮影/スロウル)

札幌の寒い冬でも快適な断熱性能にできるのはどっち?

リノベーションでも建て替えでも、

北海道、札幌で気になるのは冬でも快適な住まいにできるかどうかでしょう。

 

●建て替えもリノベーションも、高い断熱性能の家にできる

最近の新築戸建て住宅は、断熱材や窓サッシ、窓ガラス、玄関ドアなどの断熱性や気密性が高性能化しています。

 

ですから、寒い冬はもちろん、暑い夏も外の気温に左右されることなく、

 

一年中快適な家にすることができます。

 

リノベーションの場合も、壁の内側や外側に高性能な断熱材を充填したり、窓やドアなどを断熱性、気密性の高いものに交換することで、新築同様に冬あたたかく、夏涼しい家にすることができます。

 

 

 

 (撮影/スロウル)

 

気になるコスト、抑えやすいのはどっち?

リノベーションと建て替え、どちらが安くできるのでしょう?

 

●同じ仕様ならリノベーションのほうがコストを抑えやすいかも

建て替えの場合、解体費用や、解体で出た産業廃棄物の処理費用などはリノベーションよりもかかり、これはコストダウンのできない出費です。

 

また、一度更地にして、すべてゼロから建てていくため建材などの材料費がかかります。

 

地盤調査費も必要です。

 

そのため、完成後の間取りや設備などの仕様が同じなら、建て替えよりもリノベーションのほうが、費用を抑えられる可能性が高くなります。

 

ただし、基礎部分の補修費用がかさんだり、耐震性能のアップに費用がかかるケースでは、建て替え並みのコストになることもあるので注意が必要。

 

思わぬ予算オーバーとならないように、リノベーションでどこまで家の性能をアップしたいか、内装や設備のグレードはどこまでこだわるか、イメージしておくことが大切です。

 

 

では、リノベーションと建て替えでは、どちらが自分に向いているのでしょうか。

 

プランの自由度や性能については、どちらを選んでも満足のいく結果になりそうですが、仕上がる空間の雰囲気は新築への建て替えと、リノベーションでは異なります。

 

予算についてはリノベーションのほうが抑えられるケースが多いといえそうです。

 

新居に何を求めるか、優先させたいことは何かを考えて選ぶといいでしょう。

 

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田方 みき

住宅系ライター

田方 みき

広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)