SLOWL PRESS


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無理をしないガーデニングのススメ

札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。

そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。

 

今回のテーマは「無理をしないガーデニング」。

 

こまめな手入れが必要な花を植えると、入居当時は張り切って庭仕事をしたとしても、だんだん億劫になって放置してしまうことも。

 

そこで今回は、できるだけ無理をしないガーデニングの楽しみ方を考えてみることにします。

 

◎目次

・寒さに強い宿根草なら植えっぱなしでOK

・ウッドデッキにプランターを置くだけ。ポイントは高さ

 

寒さに強い宿根草なら植えっぱなしでOK

リモートワークが続いたり、休日でも外出を控えていたりすると、少しずつストレスたまってしまいます。そんなとき、窓から庭の花や緑が眺められると心が癒されるものです。

 

でも、ガーデニングって、案外面倒なもの。特に、冬になると庭が雪で覆われてしまう北海道では、冬になる前や雪解け後の庭の手入れが大変です。

 

そこでおすすめなのが、一度植えてしまうと、植えっぱなしでも毎年花を咲かせてくれる「宿根草(多年草)」。

宿根草の中でも寒さに強いものを選べば、北海道の庭でも花を楽しめます。一年草のように、毎年、ポット苗を買ってきて植える手間もかかりません。

開花時期の違う数種類の宿根草を植えれば、春から秋にかけて花の咲く風景が楽しめます。

 

(クリスマスローズ)

例えば、クリスマスローズは、春の早い時期に可憐な花を咲かせます。

 

(エキナセア)

エキナセアは初夏から秋まで長く咲く宿根草。色の種類も多く、丈夫で育てやすいことから人気があります。

 

(サルビア)

サルビアも初夏から秋まで長く、たくさんの花を咲かす宿根草です。

 

ほかにも、オダマキやシャクヤク、スズラン、クレマチスなど、育てやすい宿根草はさまざま。多少放置しておいても元気に育つ宿根草ですが、花が終わったあとは、しおれた花がらを摘んだり、切り戻しをしたりなど、それぞれの花に合ったお手入れをして、長く楽しめるようにするのがおすすめ。お手入れについては、園芸ショップなどで尋ねてみるといいでしょう。

ウッドデッキにプランターを置くだけ。ポイントは高さ

庭の土に宿根草を植えるよりも、手軽なのがプランターを使った寄せ植え。ウッドデッキやバルコニーに好きなレイアウトで置くだけですみますし、万が一、育てるのに失敗してしまっても新たな苗に植え替えればいいのです。土間や玄関に移動させれば、冬にも緑を楽しむことができます。

 

プランターを使う場合のポイントのひとつが高さ。

 

ウッドデッキやバルコニーに浅いプランターを直接置いてしまうと、室内から見るときに緑や花が視界に入りにくくなります。建物に寄せて置くと近寄らないと見えないことも。また、手入れや植え替えをするときも、しゃがまなくてはいけないので大変です。

 

プランターを使う場合には、ソファや椅子に座ったときの視線の高さで、花や緑がよく見えるように、プランターをテーブルやカウンターに置いたり、フェンスに固定したりするのがいいでしょう。なお、テーブルやカウンターは強風の日に倒れないよう、安定感とある程度の重量があるものを選ぶといいでしょう。

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田方 みき

住宅系ライター

田方 みき

広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)

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