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子ども部屋って個室じゃなくてもいい? リノベーションだからできる自由で楽しい空間
札幌の街で自然を感じながら暮らす、北海道ライフスタイル。
そんな暮らしをリノベーションで叶えるスロウルから、さまざまな話題をお届けします。
今回のテーマは「子ども部屋」。
子どもが小学校に入学するころになると、そろそろ子ども部屋をと考える人も多いでしょう。小学生から高校卒業までや、社会人になって実家から巣立っていくまで、長い期間、子どもが使うスペースは単なる個室でいいのでしょうか? 間取りをゼロから考えられるリノベーションなら、もっと自由に子どものためのスペースをつくれるはず。今回は、子ども部屋について考えてみます。
◎目次
・個室がいい?共有の部屋がいい?それぞれのメリットは?
・リノベーションなら自由な子ども部屋づくりが可能
個室がいい?共有の部屋がいい?それぞれのメリット、デメリットは?
子どもに専用の「個室」を用意するべきか、以前からさまざまな議論がされています。自立心を養うためには個室のほうがいいという意見もあれば、家族のコミュニケーションのためにはオープンな空間を共有したほうがいいという考え方も。どちらの意見にも、「なるほど!」とうなずけます。
個室がいいのか、それとも、きょうだいや家族と共有のスペースにしたほうがいいのか、それぞれのメリットやデメリットを整理して、わが家に合う間取りや空間づくりを考えてみるといいでしょう。メリットやデメリットは、家族によって、考え方によってさまざまですが、主なものを挙げてみました。
●個室にする場合
<メリット>
・独立した個人としての自覚が芽生える
・自分のものを管理し、整理整頓する力が育ちやすい
・勉強に集中しやすい
・プライバシーを確保できることで、家族や他人のプライバシーを尊重する大切さも理解できるようになる
<デメリット>
・親の目が届きにくいため夜更かしなどで生活リズムが乱れることがある
・掃除や整理整頓を子どもまかせにすると、散らかったままの部屋になることも多い
●きょうだいや家族と共有のスペースにする場合
<メリット>
・家族間のコミュニケーションが自然にはぐくまれる
・間仕切りやドアが少なくてすむ分、工事費のコストダウンが可能
<デメリット>
・一人になれる空間や場所がない
・受験生がいる場合や試験前など勉強に集中しにくい
リノベーションなら自由な子ども部屋づくりが可能
注文住宅を建てたり、リフォームやリノベーションをする場合は自由な空間づくりが可能です。ですから、子ども部屋も1人に1室ずつの個室を確保するオーソドックスなプラン以外で考えてみるのも楽しいはず。
子どもたちが小さいうちは広い部屋を用意しておいて、個室を欲しがる年齢になったら間仕切り壁などで部屋を分ける方法も一般的です。仲のよい同性のきょうだいなら、リフォームで間仕切り壁を追加しなくても、背の低い家具やカーテン、パーテーションで部屋を分けて「自分の陣地」を確保してあげるだけでも十分かもしれません。
そのほか、「勉強をしたり遊んだりする共有スペース+着替えたり眠ったりするための小さな個室」という、個室と共有スペースのいいとこ取りのプランも。床面積に余裕がない場合でも、ロフトを活用すれば眠るためのプライベート空間もつくれます。
共有のデスクスペースがあると、親子やきょうだいが並んで勉強や趣味に利用できる(撮影/スロウル)
また、子どもには早く実家から独立してほしいと考えて、子ども部屋はあえて3畳程の狭い空間にしたという例も。子どもが巣立ったあとは、ウォークインクローゼットとして活用しているそうです。
「大部屋をつくって、キャスターで移動できる家具で2部屋に間仕切るというプランもありますよ。ポイントは、きっちりと壁で区切るのか?それとも緩やかに区切るのか?というところだと思います。今は壁を設けずに、将来壁を施工する前提であらかじめ下地を入れておくという例も多いです。仲の良い兄弟は、子供部屋それぞれにロフトを作って、そこから行き来できるようにしたりするのも楽しいですよ。」(スロウル代表・平賀丈士)
子どもためのベストなプランはひとつではありません。子ども部屋やリビングにハンモックやブランコを吊るしたり、階段の壁一面を本棚にして読書コーナーにしたり。間取りはもちろん、空間のさまざまな使い方について、スロウルにご相談ください。
家族の本を集めた階段。目にとまった本を腰かけて読める読書コーナーでもある(撮影/スロウル)
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〈住 所〉札幌市清田区北野5条3丁目12-14
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住宅系ライター
田方 みき
広告制作プロダクション勤務後、フリーランスのコピーライターとして活動。
現在は主に、雑誌・Webで住宅にかかわる記事の取材、編集、執筆に携わる。
主な著書に『家づくりのお金の話がぜんぶわかる本』(エクスナレッジ)
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