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リノベーションの予算・費用 実績

リノベーションの費用を安くするには?低コストで実現するためのポイントと事例をご紹介

こんにちは。札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。

 

リノベーションを検討する際、一番気になるのが費用ですよね。

誰でも予算以内で満足度が高いリノベーションをしたいもの。

 

しかし、要望を全て叶えるとなると、当初の予算を超えてしまうでしょう。

なるべく安くリノベーションを行うには、どのような工夫が必要なのでしょうか。

 

そこで今回は、リノベーション​を​低コストで実現するためのポイントをご紹介します。

費用を抑えて満足度の高いリノベーションを行うコツをしっかりおさえておきましょう。

 

木造の家

 

 

リノベーションの費用を安くするには?ポイントをご紹介

家を大きく作り変えるリノベーションでは、「すべての間取りをゼロからつくり直したい」「キッチンや浴室など、水まわりの場所を移動したい」「断熱性能をアップさせたい」など、さまざまな要望が生まれます。

しかし、要望を全て叶えようとすると、新築よりも抑えられるケースが多いとはいえ、費用が気になりますよね。

 

実際、リノベーションではイメージしていた予算よりも、オーバーしてしまうケースが多々あります。

そこで、ここではリノベーション費用を安くするポイントについてご紹介していきます。

 

リノベーションを安くする方法①こだわる箇所に優先順位をつける

リノベーションの費用を抑えるには、こだわる箇所を厳選し、優先順位を明確にすることが重要です。

 

優先順位が明確になれば、予算をかけたい部分、予算をかけなくても良い部分が見えてきて、余分な工事をあきらめることもできるでしょう。

改修したい箇所や叶えたい暮らしが定まっていないと、無駄の多いリノベーションになってしまいます。

 

例えば、全てを新しいものに交換するのではなく、長年使用している故障している設備や劣化の修繕を優先しましょう。

建具やフローリングの交換などは、クリーニングで済ませても良いかもしれません。

譲れない箇所にはしっかりと予算をかけ、他の箇所で費用を抑えるよう工夫することが重要です。

 

リノベーションを安くする方法②間取り変更は最小限にする

間取りの変更は最小限にし、元の間取りを活かすこともリノベーションのコストカットにつながります。

 

間取りの変更は、壁の撤去や増設、それに伴う床の張り替えなど、大がかりな工事になり、高額になりやすいです。

特にキッチンなどの水回りの位置変更は、配管設備の移動が伴うため費用がかさんでしまいます。

 

しかし、キッチンにこだわりたいなど、優先順位が明確な場合は無理にあきらめる必要はありません。

満足度の高いリノベーションにするためにも、優先順位の低い箇所でコストカットすると良いでしょう。

 

リノベーションを安くする方法③設備や資材のグレードを下げる

設備や壁や床に使用する素材にはグレードがあるため、選び方次第でリノベーション費用は安くなります。

ハイグレードのものや最新の設備は高額になりがちなため、優先順位の低い箇所は、設備や壁紙や床材などのグレードを下げるとコストカットになります。

 

また、リノベーションで使用する設備や資材を自らホームセンターなどで安く購入して、業者に施工だけをお願いする「施主支給」も、低コストで満足度の高いリノベーションを行う方法の1つです。

 

リノベーションを安くする方法④使える設備は再利用する

使える設備はできるだけ活かすと、新しく購入する費用に加え廃棄する費用も減らすことができます。

 

例えば、建具は既存のものを活かして塗装してリメイクしたり、劣化が少ない外壁や屋根なら、張り替えをせずに再塗装したりするだけでも、おしゃれな雰囲気に変えることができますよ。

 

施主支給については、「リノベーションで施主支給は可能?メリット・デメリットや注意点も」でご紹介しています。

 

リノベーションを安くする方法⑤DIYをする

費用を抑えるために、クロスの張り替えや壁の塗装などをDIYする人が増えています。

業者に依頼するより大幅にコストカットが期待できるので、挑戦してみるのも良いでしょう。

 

リノベーションを安くする方法⑥減税や補助金制度を活用する

国や自治体では、お得にリノベーションやリフォームができる減税・補助金制度が用意されていることがあります。

 

耐震やバリアフリー、省エネなどの特定のリフォーム工事を行なった場合、所得税の控除や、固定資産税の減額など税金の軽減制度が利用できるかもしれません。

 

また、各自治体から補助金や助成金が利用できる場合もあります。

こちらも耐震性やバリアフリー、省エネなどの工事が補助対象。

予算や期間が限られているため、お住まいの地域の制度を確認してみてくださいね。

 

ランニングコストなど、住み始めてからもかかるコストについては、「中古を買ってリノベーション。もうひとつのコストとは? 」にて詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

リノベーションと建て替えの費用の違いなどは、下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。
リノベーションと建て替えはどちらが良い?メリット・デメリットをご紹介

 

 

費用を2割コストダウンしたスロウルのリノベーション事例

一般的な低予算リフォームでは、下記のようなカテゴリー別に工事を組み合わせながら、数百万単位で施工することが多いかと思います。

  • キッチンやお風呂などの水回り
  • 床や壁の張替えなどの内装
  • リビングを広げるような間取り変更
  • 屋根や外壁の張り替え
  • 耐震補強や断熱改修等の性能向上
  • 暖房やボイラーなどの設備更新
  • 駐車場拡張などの外まわり

スロウルのリノベーションは、上記すべてのリフォーム、柱、梁、基礎などの主構造以外は新築同様にすべて作り直し、既存間取りをリセットして新たにプランニング。
新築注文住宅同様のオーダーメイドで、扉や家具さらにはキッチン細部まで手作りのフルオーダーといった、大規模なアプローチで進めます。

 

今回ご紹介するのは、このような通常のスロウル仕様から次の3点を工夫して、2割ほどコストを抑えたリノベーション事例です。

 

1.使えるものはできるだけ活かす

  • 外壁や屋根は再塗装で張り替えを省略
  • 間取り変更は最小限で間仕切り壁を活かす
  • 建具(とびら)は既存を活かしてリメイク

 

2.設備費用を抑える

  • 暖房はエアコンと薪ストーブの組み合わせ
    (通常は高効率給湯器のエコジョーズなどを使ったセントラルヒーティングで各部屋にパネルヒーター設置)

 

3.施主支給の参加型

  • 水回り設備やレンジフードなどは施主支給
    (施主自身が選定し仕入れて支給)

 

今回のリフォームで活かした「使えるもの」の部分について、事例写真もあわせてご紹介します。

 

外壁や屋根は再塗装で張り替えを省略

中古住宅で購入した際、外壁の劣化はそれほど進行しておらず、きちんと再塗装してあげれば活かせそうな状態でした。

しかし、屋根は所々で錆が発生しており、再塗装する前に錆を落として整えるケレン処理が必要でした。

 

【Before】

Before

 

【After】

 

既存の金属外壁サイディングを再塗装で活かしつつ、1階部分は道産木材の板張りに変更しました。

 

窓

 

本来は、外壁は再塗装のみで仕上げる方がコストを抑えられるのですが、今回は1階部分に道産木材の下見板張り(横に重ねて張る方法)を行い、雰囲気を変えました。

以前バルコニーがあった場所には木製デッキを施工して、利便性UPとデザイン性を両立しました。

 

玄関にもともとあったガラス張り風除室は、フレームを再利用して板張りの玄関ポーチに低コストでリメイクしました。

 

間取り変更は最小限で間仕切り壁を活かす

玄関ホールは既存間取りをできるだけ活かし、収納扉なども可能な限り再利用しました。

 

【Before】

Before

 

【After】

After

 

オーダーメイドの扉1枚を減らすだけでも、何万円もの節約になります。

このまま古いものを使っていても、きちんと統一感がとれていれば大丈夫です。

 

続いてキッチン部分です。

これまでのキッチンは北側の日当たりの悪い場所にありました。

予算を考えると本来は大きく間取りを変えたくないのですが、日当たりが良く、リビングと一体感のある南側の和室だった場所にキッチンを大きく移動しました。

 

リノベーションの優先順位を明確にすることは、とても苦しい作業かもしれませんが、予算がオーバーした際の取捨選択がラクになるため、とても大切です。

譲れないところにはしっかりと予算をかけ、他の部分で費用を抑えるよう工夫することが重要です。

 

【Before】

Before

 

【After】

after

 

収納部分の引き出しや扉の作り込みをできるだけ省略し、壁面もオープン棚にしました。

天井も高く変更しました。

 

収納部

 

江別レンガを貼る部分は施主様のこだわり。

ここには予算をかけています。

 

 

薪ストーブとロフトもお客様のこだわりである、今回の大切なコンセプト。

 

ロフト

 

ロフト下は収納として活用し、上は子どもの遊び場です。

ロフトからリビングやキッチンが見渡せて、キッチンで料理中もしっかり子ども達の様子が見えるので安心です。

 

ロフト

 

建具(とびら)は既存を活かしてリメイク

扉

 

左側の白い収納扉はもともとあったものに再塗装して仕上げました。

右側の扉は新たにオーダーメイドで製作した建具です。

将来、子ども部屋を左右2部屋に分けることを想定して2つの入り口をつくりました。

 

 

こちらの収納扉も再塗装。

和デザインだった戸枠などもシンプルにアレンジし、取っ手はそのまま活かしています。

 

 

リノベーションを安くするには優先順を明確に!

コストを抑えたリノベーションは、施主様のご理解とご協力がなによりも不可欠です。

 

通常のフルリノベーションのように、外壁・屋根・建具などをすべて一新して、間取りも大幅に変えることは、それだけ多くの職人の労力(人件費)や材料(建材費)が必要になります。

色々とやりたい気持ちをいったん吐き出した後、冷静に整理して優先順位を決め、本当は何が重要なのかを見極める作業が一番大切です。

 

他にも、間取り変更を最小限にする、設備や資材のグレードを下げる、DIYをする、減税や補助金制度を活用するなど、リノベーションを安くする方法を試してみてくださいね。

スロウルは、こだわるべき部分はこだわりつつ、予算とじっくり向き合いながら、最高に満足してもらえるリノベーションを実現したいと思っています。

 

既存住宅や中古物件など、札幌でリノベーションならスロウルへお気軽にご相談ください。

 

スロウルは、写真でなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。

札幌の一戸建てや中古住宅リノベーションも行なっていますので、お気軽にご相談ください。

 

ご予約は見学予約フォームからお願いします。

マンションのリノベーションや新築も行なっていますので、お気軽にご相談ください。

 

「スロウルの家」 リノベーションモデルハウス
〈住 所〉札幌市清田区北野5条3丁目12-14
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平賀 丈士

(株)スロウル 代表取締役

平賀 丈士

憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。

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