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札幌、リノベーションプランも折り返し地点 | 北海道スタイル・リノベーション[スロウル]
札幌で一戸建てをリノベーションして、北海道の豊かなライフスタイルを実現するSLOWL[スロウル]
公園の広がりをまるで家の庭のように取り込む、スロウルの一戸建てリノベーションプロジェクト
片流れの「まねき屋根」はとても懐かしくて愛らしい、昔ながらの三角屋根の家です。
そんな苦労の結晶がこの平面図。森山さんご夫婦の鉛筆の跡がいっぱいです。
まず、一番のネックとなったのが、階段とトイレ・洗面室の間にある廊下です。
というのも、この家の床面積は3階のロフトを除くと90平米(27坪)ほどしか確保できないため、
ご夫婦、お子さん3人、おばあちゃんの6人家族にとっては、決して広い空間とは言えません。
そんな貴重なスペースの中に、通路のためだけの空間が占有するような間取りは、何とか避けたいと知恵を絞りました。
いわゆる狭小住宅では、無駄なスペースを省略するだけでなく、
「いくつかの機能を兼用する」というテクニックが必要になってきます。
例えばホテルの一室のように、
「トイレ」と「洗面室」という2つの機能をそれぞれの個室に分けるのではなく、
1つの空間で兼用するような間取りも参考になります。
この問題解決の糸口となったのは、奥さまが収集されていた雑誌のスクラップでした。
「ウォークスルー・クローゼット」です。
ウォークイン・クローゼットでは、洋服を出し入れする時にしか使われない通路が生まれますが、
このウォークスルー・クローゼットは、廊下とクローゼットの2つの機能を兼用する間取りのため、
限られた空間を合理的に活用することができます。
通常、この通路は寝室のメインの出入り口とは別のサブとして備えられることが多いと思いますが、
今回はあえて、夫婦の寝室やバスルームに続く唯一の廊下をクローゼットと兼用します。
実は、廊下とクローゼットの2つの機能だけでなく、洗濯機や室内洗濯物干し場などの
ユーティリティも合わせて、3~4つの機能を兼用することになりそうです。
この場合、クローゼットと洗濯物干し場が隣り合うため、湿気などの処理は十分にケアします。
ここは一級建築士の腕の見せ所です。
早速、そのアイデアを生かして、建築士がその場で平面図を書き上げていきます。
お風呂の入り口と洗面室は一番奥(平面図の右奥)に配置し、階段下の狭いスペースは洗濯機置き場に、
トイレとお風呂の間の洗面室があったスペースを、大容量のファミリークローゼットに変更しました。
以前から奥さんは、洗濯物が乾いたらそのままハンガーごとバサッと移動できるような
家族共同のファミリークローゼットが欲しいとおっしゃっていました。
これで、森山さんの理想の暮らしを実現する、より魅力的なリノベーションプランになったようです。
最後に、奥さま手作りの手作りプリンを頂きました。
牛乳のプリンに、黒豆の煮汁のソースが添えられ、とても美味しいかったです。
そして、いつものように旦那さまが豆から挽いてくださったコーヒーも最高です。
ごちそうさまでした。
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