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木の洗面台 | 札幌・百合が原公園×リノベーション(中古住宅再生)
札幌で中古住宅を再生し新築を超えるリノベーション戸建てを実現するスロウル
百合が原公園の家の、木の洗面台です。
木は水に弱い性質を持っています。
ですから、普通は工務店やハウスメーカーはこのような木の天板を嫌がると思います。
お客さんがどうしてもと言うのなら・・と、
半ば渋々、表面に膜を作るウレタン塗装などで水をはじき、腐食を防ごうとします。
しかし、これでは表面がピカピカのツルツルになり木の手触りが失われてしまい、
せっかくの木の風合いが台無しになってしまうと思います。
それだけでなく、実はこのようなウレタン塗装による膜は、
木の腐食を決定的にする諸刃の剣でもあるのです。
たしかに木の表面に膜がまだ残っているうちは、水の浸透をある程度防ぐことが出来ます。
しかし、一部の塗装が摩耗してきたり傷が付いたりすると、そこから水が浸透していきます。
そして、水から守るはずのその膜が、浸透した水の蒸発を邪魔をしてしまい、
結果的に、水が木の中に閉じこめられたままになってしまうのです。
そして、これが木の腐食を促す決定的な要因になるのです。
もしこのような膜がなければ、水がかかっても自然に木から蒸発していくのです。
これも、木が呼吸できるようにする必要がある理由の一つなのです。
スロウルの家では、木の風合いを残しつつ、木の腐食も防ぐ処理を施しています。
天板には、北海道に多く分布するタモ材を使用しています。
タモは、強度も高く水に強い木で、根が水に浸かってしまっても生きていける植物です。
そして、そのしっかりとした木目の美しさから、とても人気のある木材となっています。
もちろん、どんな材質の天板であっても100%メンテナンスフリーな物質は存在しません。
子供を育てるように家に手をかけてメンテナンスするからこそ、年を重ねる毎に良い味が出て、
そしてどんどん愛着もわいてくる。
スロウルでは、そんなふうに長く大切にされる家を作りたいと考えています。
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