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リノベーションの予算・費用

リノベーションをする際は床材選びが重要!種類や施工方法、費用相場まで解説 

こんにちは。札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。

 

リノベーションをする際に悩んでしまいがちなのが床材です。

床は部屋に占める面積が大きいため、どの床材を選ぶかで部屋の印象が大きく変わります。

また、床材はデザイン性だけでなく、機能性にもこだわって選びたいですよね。

 

そこで今回は、「床材にはどんな種類があるの?」「費用はどのくらいかかるの?」など、床のリノベーションをする際に気になるポイントを詳しくご紹介していきます!

 

リノベーション

 

 

床材の種類と選び方

床は部屋に占める面積が大きく、どの床材を選ぶかによって部屋の印象が大きく変わるため、床材選びはとても重要です。

デザインや色次第で、明るい部屋や落ち着きのある部屋など、好みの雰囲気に変えることができます。

 

また、防音性があるものや耐水性があるものなど、用途や環境に合った床材を選ぶことで、暮らしやすい快適な部屋に変えることもできるでしょう。

 

リノベーションに使われる床材の種類と床材の選び方についてご紹介していきます。

 

床材の種類

代表的な床材には次のような種類があります。

  • フローリング
  • クッションフロア
  • フロアタイル
  • カーペット

 

それぞれの床材について、特徴を詳しくご紹介していきます。

 

フローリング

フローリングとは、木材をベースにした床材のこと。

材料となる木の種類や、加工、仕上げの塗装などによって色合いや肌触りなどが異なります。

主にリビングや洋室などの床に使用されており、日本の住宅ではとても人気の高い床材です。

 

フローリングは大きく分けて「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2つの種類があります。

 

無垢フローリングは、天然木から切り出した一枚の板を加工した自然素材の床材です。

自然な風合いや温かみのある肌触りなど、天然木本来の魅力を感じることができます。

保温性や断熱性に優れているため、素足で触れたときの心地良さを一年中感じられます。

 

また、耐久年数が30年ほどと長く、時間の経過とともに風合いが増していくため、無垢材の変化を楽しむことができます。

一方で、収縮・膨張により反りや隙間ができてしまったり、水や傷に弱かったりという側面もあるため、状況に応じてお手入れが必要です。

 

複合フローリングは、複数の集成材や合板を貼り合わせた基材の表面に化粧材を貼り合わせて加工した床材です。

一般的な住宅で広く普及しているのがこちらの複合フローリングです。

無垢フローリングよりも安価なものが多く、カラーバリエーションやデザインも豊富です。

また、防音効果や耐水効果、傷がつきにくいなど、さまざまな機能がある点も魅力です。

張り替えの目安は10〜15年程度です。

 

クッションフロア

クッションフロアは、塩化ビニール系の素材でできた床材。

1枚のシート状になっていて部屋の広さに合わせて簡単にカットできるため、施工しやすく、費用も安く抑えられるため、取り入れやすいのも魅力です。

大理石調、タイル調、木目柄など種類が豊富なため、好みのデザインを選ぶこともできます。

 

耐水性に優れているため、洗面所やトイレ、キッチンなどの水まわりで多く採用されています。

クッション性があり柔らかい素材であることはメリットですが、傷がつきやすく、重い家具を置くと凹んで跡がついてしまいます。

張り替えの目安は10年ほどです。

 

フロアタイル

フロアタイルは、塩化ビニール素材で正方形または長方形のタイル状の形をした床材です。

クッションフロアと同じ塩化ビニール素材が使用されていますが、クッションフロアよりも硬くて傷がつきにくく、耐久性にも優れています。

そのため、土足で歩くような店舗や玄関、土間などにも採用されています。

 

木目などの質感もリアルで高級感が出るため、リビングなどに使用されることも多いです。

汚れた部分だけを簡単に張り替えられる手軽さも魅力です。

 

しかし、防音性やクッション性はないため、取り入れ方には工夫が必要です。

張り替えの目安は10年ほどとされています。

 

カーペット

カーペットはクッション性や保温性に優れているため、足腰の負担も軽減してくれ、冬場も冷えを抑えてくれます。

また、防音性に優れているほか、滑りにくく、クッション性もあるためお子さまやご高齢の方がいるご家庭にもおすすめです。

色やデザインも豊富で、インテリアに合わせて選ぶこともできるでしょう。

 

しかし、水拭きができないため汚れが落ちにくいことや、掃除に手間がかかることがデメリットです。

張り替えの目安は5〜6年ほどとされています。

 

畳は日本独自の伝統的な床材です。

畳には調湿効果があり、夏は湿気を吸収し、冬は水分を放出して乾燥しにくい快適な空間で過ごすことができます。

 

ほどよい硬さとクッション性があり、遮音性にも優れているため、足音も響きません。

い草の香りにはリラックス効果もあるともいわれていますよ。

近年では、正方形の畳や縁のない畳などおしゃれな畳も人気があります。

 

しかし、畳はカビやダニが発生しやすく、メンテナンスが必要です。

畳の交換の目安は、新調してから裏返し、表替えの工程を経て10〜15年ほどです。

 

リノベーションに使う床材の選び方

床は部屋の中でも占める割合が多いため、部屋の印象を大きく左右します。

そのため、理想の部屋の雰囲気やインテリアに合わせて床材を選びましょう。

壁紙や家具とテイストを合わせて統一感を持たせると良いですよ。

 

また、自分のライフスタイルや、部屋の用途に合わせて必要な機能や特徴を持つ床材を選ぶことも大切です。

例えば、小さなお子さまやペットがいるご家庭では、防音性やお手入れのしやすさなどを重視して選ぶと良いでしょう。

トイレや洗面所なら防水性に優れたクッションフロアにするなど、用途によって選ぶことで、お手入れのしやすさや、生活の快適さも変わってきますよ。

 

 

フローリングのリノベーションの施工方法は?

 

床のリノベーションの施工方法には、既存の床材を撤去してから新しい床材を張り直す「張り替え工法」と、既存の床材の上から新しい床材を重ねて張る「​重ね張り工法」​があります。

それぞれの特徴について詳しくご紹介します。

 

張り替え工法

張り替え工法は、既存の床材を全て撤去してから新しい床材を張り直すため、下地の状態を確認しながら施工することができます。

 

経年劣化やシロアリの被害など、下地に問題がある場合は修繕することが可能なため、長年張り替えを行なっていない場合や、床鳴りやきしみなどの症状が出ている場合におすすめの工法です。

カーペットからフローリングへ変えたいなど、床材自体を変更したい場合にも張り替え工法が適しています。

 

しかし、既存の床材を撤去したり下地に問題があれば補修したりと、手間がかかる分、費用と時間がかかります。

 

重ね張り工法

重ね張り工法は、既存の床材の上に新しい床材を重ねて張る工法です。

 

既存の床材を剥がす手間がないため、工事費用や工期が抑えられます。

重ね張りで床が二重なるため、元の状態より強度が上がり、防音効果も期待できます。

 

しかし、下地の状態が確認できないため、下地に問題があっても対処することができません。

また、重ね張りをした分だけ床の高さが上がってしまい、ドアやサッシに干渉する可能性もありますので、リノベーション前の事前調査が大切です。

 

スロウルでの床リノベーション事前調査

床の張り替えを希望のお客さまのお宅に、現地調査でご訪問させて頂きました。

 

床の張り替えの場合は、既存の床の状態を見て張り替え工法か、重ね張り工法かを確認します。

 

一番良い施工は既存の床材を撤去して新しい床材を張り直す張り替え工法です。

しかし、張り替え工法は解体費用や工期もかかってしまうため、既存の床材の状況によっては重ね張り工法で対応して予算を抑えることも可能です。

 

 

なお、重ね張り工法をする際には、重ね張りした際に既存の床から10〜20mmほど上がります。

場合によってはドアが開かなくなってしまうことがあるため、注意が必要です。

上張りをしてもドアはしっかり開閉できるか、サッシにかぶさることはないかなどを現地で確認していきます。

 

最近では床に重ね張りしても建具などに干渉しない、重ね張り専用の薄いフローリングも販売されています。

 

 

床のリノベーションを行う際の費用相場

床のリノベーションの費用は、使用する床材のグレードや工事内容、リフォーム前の床材の種類によっても変わってきます。

一般的な床リノベーションの費用の目安(6畳)をご紹介します。

 

フローリング【約6〜20万円】

フローリングの場合は、工法や種類によっても金額が違ってきます。

張り替えで複合フローリングなら約9〜14万円、無垢フローリングなら約12〜20万円ほどです。

重ね張りなら6〜14万円ほど程でしょう。

 

クッションフロア【約4〜10万円】

既存の床材を剥がして張り替える場合は約4〜10万円程度。

フローリングの上にクッションフロアを重ね張りする場合は約4〜6万円程度です。

 

フロアタイル【約5〜10万円】

フロアタイルはタイルを一枚一枚敷く作業が発生するため、クッションフロアよりもリノベーション費用が割高になります。

重ね張りは、フローリングの上からなら可能で、費用も少し抑えられ5〜7万円ほど程です。

 

カーペット【約5〜12万円】

カーペットは種類やグレードによって費用が大きく違ってくるので、かかる費用に幅があります。

 

畳【約7〜20万円】

畳を新調した場合の目安の費用です​。​

 

リノベーション費用については「リノベーションの費用相場はいくら?内訳や費用を抑えるコツも」にて詳しくご紹介していますのであわせてご覧ください。

 

 

リノベーションは床材にこだわって快適な住まいにしよう

部屋の印象に大きな影響を与える床は、リノベーションをする際にこだわりたい場所の一つ。

 

代表的な床材の種類には、フローリング、クッションフロア、フロアタイル、カーペット、畳などがあります。

床材を選ぶ際は、どのような空間にしたいか、自分のライフスタイル、部屋の用途などを考えて選ぶと良いでしょう。

 

床材を張り替える費用は、床材や工法、面積、リフォーム前の床材の種類によっても変わります。

どの程度の価格になるかは、リノベーションの会社に相談して見積もりを出してもらいましょう。

 

既存住宅や中古物件など、札幌でリノベーションならスロウルへお気軽にご相談ください。

 

SLOWL

 

スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。

ご予約は見学予約フォームからお願いします。

 

マンションのリノベーションや新築も行なっていますので、お気軽にご相談ください。

 

「スロウルの家」 リノベーションモデルハウス
〈住 所〉札幌市清田区北野5条3丁目12-14
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平賀 丈士

(株)スロウル 代表取締役

平賀 丈士

憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。

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