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リノベーションの予算・費用

リノベーション住宅と新築住宅の費用を比較!メリット・デメリットも確認

こんにちは。札幌で一戸建て・中古住宅リノベーションを行うスロウルの平賀です。

 

マイホームが欲しいと思ったとき、まず新築住宅を思い浮かべる方も多いかもしれません。

しかし近年、中古住宅を購入して自分好みにリノベーションする方が増えており、リノベーション住宅が新しいマイホームの選択肢として注目されています。

 

今回は、リノベーション住宅と新築住宅の違いについてご紹介します。

それぞれの費用の相場やメリット・デメリットを解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

開放感のあるリビングダイニング

 

 

​リノベーション住宅と新築住宅の費用相場の違いを比較

リノベーション住宅とは、既存の住宅を改装して断熱性能や耐震性能などの住宅の性能を向上し、住みやすくした物件のこと。

 

中古物件を購入してリノベーションしたときにかかる費用と、新築住宅購入にかかる費用はどれくらい違いがあるのでしょうか。

住宅金融支援機構「2022年度 フラット35利用者調査」によると、住宅購入の所要資金の全国平均は次の通りです。

  • マンション4,848万円
  • 土地付注文住宅4,694万円
  • 建売住宅3,719万円
  • 注文住宅3,717万円
  • 中古マンション3,157万円
  • 中古戸建2,704万円

 

一戸建ての場合は、所有している土地がある場合を除いて、土地の代金も必要です。

 

リノベーションをする場合、住宅の大きさや構造、築年数、工事の規模によってかかる費用は大きく変わります。

築30年ほどの物件に耐震補強や断熱改修、大きな間取り変更を伴うリノベーションを行うと、最低1,000万円以上かかる事例もあります。

ただ、中古戸建を購入してリノベーションを1,000万円で行なったとしても、新築の土地付き注文住宅を購入するのに比べ、費用は安く抑えられるでしょう。

 

中古の物件は、条件によってもっと安価に購入できることがあるので、​新築物件との価格差がさらに開くこともあります。

 

リノベーションにかかる費用については、こちらのコラムでも解説していますのであわせてご覧ください。

《札幌》みんなが気になるリノベーションの費用のこと①

《札幌》みんなが気になるリノベーションの費用のこと②

 

例えば、スロウルでは、土地と建物の合計で2,000万円前後の予算の範囲であっても、こだわりある北海道の豊かな暮らしの実現をお手伝いします!

それを叶える手段として、中古住宅を再生するリノベーションに取り組んでいます。

 

スロウルのお客様で、ご夫婦二人とワンちゃんとの3人暮らしで、建物をできるだけ小さく設計することで建築コストを下げ、土地建物合計で2,000万円以内を目指したいというお客様がいらっしゃいました。

 

新築の注文住宅の場合、スロウルの家のグレードでは坪あたり50~60万円。

35坪の家を建てるなら、建物だけで1,750万円~2,100万円が必要となります。

さらに、札幌市内の土地(例えば1,000万円)と合計すると、総費用は3,000万円程になります。

 

もし建物の大きさが25坪とコンパクトなら、建築費用は単純計算で1,250〜1,500万円となりますが、実際には建物が小さくても建築の手間は大きく変わらないため、コストはもっと割高になります。

 

参考までに、住宅ローンについて、もし下記のように2,000万円で住宅ローンを組んだ場合、毎月の返済額は71,939円となります。

  • 借入金額 2,000万円
  • 返済期間 30年
  • 固定金利 1.80%
  • ボーナス払い 無し

 

しかし、これが3,000万円の借入ならば、当然1.5倍の107,909円となってしまいます。

 

立地にもよりますが、例えば札幌市内で4LDKの中古マンションを賃貸する場合、家賃と駐車場代を合わせると平均して8万円前後になると思います。

スロウルのリノベーション住宅が、土地建物合計で2,000万円以内を実現すれば、ボーナス払い無しの住宅ローンを組んでも、4LDK の家賃と同じくらいの返済額に抑えられます。

 

ご予算の関係で、快適で住み心地の良い新築住宅を建てることが難しいケースもあります。

その場合は、このようにリノベーションを選択肢の一つとしてご提案することもできます。

リノベーションなら、家計の負担を増やさずに、環境的にも精神的にも豊かな暮らしを実現できると思っています。

 

なお、最近人気の古民家リノベーションの費用については、下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。

札幌で古民家リノベーションにかかる費用は?安く抑えるコツもご紹介

 

 

リノベーション住宅のメリット・デメリット

家のDIYのイメージ

 

リノベーション住宅のメリット・デメリットをご紹介していきましょう。

 

リノベーション住宅のメリット

リノベーション住宅の大きなメリットの一つが価格です。

先ほどの費用相場でも述べた通り、新築住宅よりも費用を抑えることができます。

 

また、住宅を実際に見て購入できる点もメリットです。

日当たりや風通し、住み心地など具体的な情報が手に入りやすいため、リノベーションをする際もイメージしやすいでしょう。

立地に関しても、新築住宅に比べて流通数が多いので、希望条件に合った物件を見つけやすいです。

 

リノベーション住宅のデメリット

間取りの自由度が低くなってしまうことがリノベーション住宅のデメリット。

建物の構造によっては対応できないケースも多く、間取りの変更に制限がある場合も。

 

また、耐震補強工事を行なったとしても、新築より耐震性能に不安が残ることもあります。

リノベーションによって建物の状態は良くなりますが、築年数がリセットされるわけではありません。

 

また、リノベーション住宅には、住宅ローンが利用できない物件もあります。

そのため、自己資金に不安がある方にはデメリットとなるでしょう。

 

そして、価格が安いからといって築年数が古すぎる物件を選んでしまうのはおすすめしません。

かえって補修に費用がかかり、予算をオーバーしてしまうこともあります。

 

 

新築住宅のメリット・デメリット

新築住宅を建てる際のメリットとデメリットについても解説していきます。

 

新築住宅のメリット

新築住宅のメリットは、優れた最新設備が導入できる点でしょう。

最新の基準に基づいて設計されているため、耐震性や断熱性などの性能もリノベーション住宅に比べて優れています。

 

高気密高断熱住宅などの省エネ性能を高めた住宅も多く、光熱費を抑えた暮らしも可能。
既存の躯体がないため、注文住宅の場合は外観や間取りなどの自由度も格段に高くなります。

自分の理想に近い家づくりができるでしょう。

 

新築住宅のデメリット

新築住宅のデメリットは、費用が高額になりやすいこと。

 

また、リノベーション住宅に比べ立地の選択肢が狭まってしまうことも新築住宅のデメリットです。

駅近や利便性の高い人気の土地から売れて行くので、好立地の土地はなかなか見つかりにくく、希望の土地に住宅を建てられないこともあるでしょう。

 

加えて、実際の住み心地がイメージしづらいところも新築住宅のデメリットの一つ。

日当たりなど実際の住み心地は住宅が建ってみないとわからないため、「建ててみたらイメージと違った…」ということも少なくありません。

 

 

リノベーション住宅と新築住宅どちらを選ぶ?

リノベーション住宅と新築住宅、​どちらにも魅力があるため、選ぶのに悩む人も多いのではないでしょうか。

​それぞれのメリット・デメリットを比較し、両方理解した上で選ぶことが大切です。
それぞれどんな方におすすめか、チェックしていきましょう。

 

リノベーション住宅がおすすめの人

リノベーション住宅は次のような方におすすめです。

  • 費用を抑えたい人
  • 立地を重視したい人

 

リノベーション住宅は新築住宅よりも安く手に入れることができるケースが多いため、費用を抑えつつも、できる範囲で内装や間取りにこだわりたい方にぴったり。

 

また、中古住宅は販売件数が多いため、住みたいエリアで物件を見つけやすく、立地を重視したい方にもおすすめです。

 

新築住宅がおすすめの人

  • 長く住み続けたい人、将来的に子どもに家を引き継ぎたい人
  • 間取りにこだわりがある人

 

建物には寿命があります。

中古住宅はリノベーションをすることで状態は良くなりますが、築年数がリセットされるわけではありません。

その点、新築のほうが資産価値をより高く維持できる期間が長いため、いずれ子どもに家を引き継ぎたいなど、将来を見据えて資産を残したい方は新築住宅を選ぶと良いでしょう。

 

また、家づくりに対して明確なこだわりがある方も新築住宅がおすすめ。

リノベーション住宅は物件によってはリノベーションに制限があることが多く、理想の間取りや外観を叶えられない場合があるからです。

 

 

リノベーション住宅と新築住宅を比較し、理想の住まいを手に入れよう

近年では、中古住宅を購入して自分好みにリノベーションする方が増えており、リノベーション住宅も新しいマイホームの有力な選択肢となっています。

 

リノベーション住宅は、新築住宅よりも費用が安く、住みたいエリアで物件を見つけやすいところがメリット。

しかし、間取りの変更に制限があったり、新築より耐震性能に不安が残ったりすることも。

 

一方、新築住宅は優れた最新設備が導入でき、​耐震性や断熱性などの性能も優れています。

外観や間取りなどの自由度も格段に高く、自分の理想に近い家づくりができるでしょう。

しかし、費用が高額になりやすく、立地の選択肢が狭まってしまうことも。

 

リノベーション住宅と新築住宅のそれぞれのメリット・デメリットを比較し、両方理解した上でマイホームを選ぶことが大切です。

 

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スロウルでは、写真ではなく実際にスロウルのリノベーションを体感してもらうためにモデルハウスを公開しています。

札幌の一戸建てや中古住宅リノベーションも行なっていますので、お気軽にご相談ください。

平賀 丈士

(株)スロウル 代表取締役

平賀 丈士

憧れの大自然、北海道にバックパック一つで渡り、IT業界からリノベーション業界へと転身。2010年、北海道スタイルのリノベーション住宅「スロウル」創業。札幌という都会の中でも、自然とともに生活できる、そんな北海道らしいライフスタイルを実現できるような、ワクワクする家をつくる。

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